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ビバ・フェレット > ホリスティックアニマルケア > 栄養素辞典 > 栄養素辞典 - カリウム

栄養素辞典 - カリウム


カリウム
カリウムK

カリウムは、細胞内液に多く含まれており、ナトリウムと対抗しつつ相補的に働いて筋肉や神経の働きを正常に保つのに必要なミネラルです。

不足すると筋肉の収縮、弛緩がうまくいかなくなり、脱力感が生まれます。
心臓の筋肉中に不足してくると、心臓発作のもとになります。

消化器に不足をすると、腸管の運動麻痺から便秘のもとになります。
(長期不足は下痢をおこし、ますますカリウム不足を招き悪循環になります)
こうなると月経困難、頭痛、視力障害、貧血のもと
になります。

血清中にカリウムが多くなりすぎると尿毒症をおこ
し最後は心停止を招きます。
カリウムは、糖代謝(インシュリンの合成に不可欠)
と蛋白代謝(蛋白合成に必要)になくてはならない大
事なミネラルです。
緑黄野菜や果物に多く含まれています。
緑黄野菜はカリウムだけでなく他のミネラルやビタミンも多く含んでいます。
野菜を一定量以上摂ろうと思ったらサラダだけでは無理です。煮たり炒めたりすると相当量食べられるはずです。

カリウムが不足すると
血圧が高くなる
脳卒中の危険性が高くなる
無気力になる
不整脈、心不全を起こしやすい
食欲不振、便秘
夏バテをしやすい
膀胱麻痺、排尿困難を起こす
筋肉が弱る、力が出ない
手足のしびれ、けいれんが起こる
むくむ

カリウムの働き
血圧を正常に保つ
充分な摂取で高血圧な人の血圧を下げる助けをする
腎臓の老廃物の排泄の助ける
腸、腎臓などの筋肉の働きを正常に保つ
筋肉の働きを良くする

食塩のとり過ぎがあり、カリウムの摂取量が少ない場合には、高血圧をひき起こす要因のひとつになると考えられている。

最近では、食塩(塩化ナトリウム)の一部を塩化カリウムに置き換えた調味科なども、一般向けに市販されるようになった。こうしたものを腎機能の低下している人が大量に使うと、危険な副作用をおこすことがある。

カリウムの体内分布

1.体内に存在するカリウム量
体内のカリウムはその98%が筋肉などの細胞内液中に存在し、細胞外液、とくに血漿中にはわずか1%程度が存在するにすぎない。
このように、体内のカリウムは、細胞の内側と外側とで著しい濃度差がみられる。
カリウムと対照的なのはナトリウム。ナトリウムは、カリウムとは逆に、血漿(細胞外液)中に多く含まれ、細胞内にはごくわずかしか存在しない。このように、カリウムとナトリウムとは著しい対比を示して体内に分布している。

2 細胞内外のカリウム濃度を維持するしくみ
細胞内のカリウム濃度を高く保ち、そしてナトリウム濃度を低く保つことは、細胞が生き生きと機能し、私たちのからだが生命を維持するために不可欠。
私たちのからだの細胞は、常に細胞内のナトリウムを外に汲み出し、細胞外のカリウムを細胞内に汲み入れるしくみを備えている。

このしくみをナトリウム・カリウム・イオンポンプといい、その正体は細胞膜に存在するナトリウム・カリウム・ATPアーゼという酵素であることがわかっている。

細胞内外のカリウムの出入りは血漿中の濃度を維持するためでもある

カリウムの働き
神経刺激の伝達、筋肉の収縮
細胞内の浸透圧の維持
細胞内の酸・塩基平衡(pH)の調節
酵素反応の調節

体内カリウム量の調節のしくみ

1体内カリウム量は主として腎臓で調節される
食物として摂取されたカリウムは、その大部分が小腸ですみやかに吸収される。小腸で吸収されたカリウムは門脈を経て肝臓に運ばれ、一部は肝臓に蓄えられるが、大部分は筋肉、骨、腎臓、脳など全身の組織に運ばれる。

カリウム排泄の調節は、腎臓の働きと、副腎皮質ホルモンの作用が密接に関連して行われる。
したがって、腎臓や副腎の機能のわるい人では、カリウムの排泄がうまくいかず、過剰にカリウムを摂取した場合・高カリウム血症(血漿中のカリウム濃度が上昇し、心臓症状がみられてくる)をおこす危険がある。!

2血漿カリウム濃度の恒常性の大切さ
体内のカリウムの大部分は細胞内に存在し、血漿中に存在するのはわずかである。しかし、この血漿中のカリウム濃度は、カリウム摂取量が変動しても、常に一定範囲内(0.14〜0.18g/l)に維持されており、それより大きく変動することは通常はない。

もし、これらの調節機構に異常がおこれば、血漿中のカリウム濃度、および体内総カリウム量は変動をきたし、生命維持に重篤な障害をもたらす。
これには細胞内外のカリウム濃度差を維持するしくみ(細胞膜のイオンポンプカおよび、カリウムの排泄量を調節するしくみ)が作用している。

3血漿カリウム濃度の異常
・血漿カリウム濃度の上昇
建康な人では、食事として通常の5〜10倍のカリウムを摂取しても、血漿カリウム濃度はかわらない。過剰に摂取されたカリウムは、細胞内に一時蓄えられるか、主として腎臓の働きで尿中への排泄が促進されるからである。
しかし、腎臓や副腎の機能障害のある人では、尿中へのカリウム排泄量が減少し、血漿カリウム濃度が上昇して高カリウム血症をおこしてくる。高カリウム血症になると、徐脈、不整脈など心臓の症状があらわれ、血圧が低下し、ついには心拍動停止をおこす危険がある。

・血漿カリウム濃度の低下
下痢や嘔吐のあるとき、利尿降圧剤や副腎皮質ホルモン剤を長期連用しているときなど
は、カリウムの排泄量が多くなり、低カリウム血症をおこすことがある。
建康な人では、食事中のカリウム摂取量が減っても、細胞内に蓄えられていたカリウムが細胞外液に放出されるので、一般には血漿カリウム濃度は変動しない。

カリウムと高血圧
カリウムと高血圧の因果関係はまだ十分に判明していないが、ナトリウムと拮抗的に働くカリウムを十分に摂取することは、高血圧の予防、進展の防止に有効であろうと考えられている。

カリウムの上手なとり方
カリウムは日常食べる食品中に広く含まれる、精製食品や油脂類にはほとんど含まれていない。エネルギー過剰とならないよう1日に2〜4gのカリウムを摂取するには、野菜類、いも類、果物類などの植物性食品や藻類を中心にとることが必要。

3 「カリウム添加塩」は腎臓機能障害のある人は使わない
食塩摂取量を減らす必要のある患者などに対する「食塩に代わる調味料」として、医療用に、食塩に似た塩味をもつ塩化カリウムが用いられている。ただしこれは、腎臓のわるくない場合に限り、医師の指示のもとに使われるもの。
腎機能に障害のある人が過剰に摂取した場合は危険なことがある。

4 食品中のカリウムは調理によつてかなり失われる
食品中のカリウムは調理によって失われる量の多い。一般に、煮るとおよそ30%のカリウムが溶出して失われる。

5 日常、新鮮な素材を意識して選んで食べるように
素材のまま摂取しているかぎり、カリウムは過不足なく摂取できる。
しかし、過度に精製加工された食品が増加している現在の食生活環境の下では、一定の注意を払って食物選択を行わなければ、カリウムをはじめ、さまざまな栄養素を必要なだけ摂取しにくい。
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